コンビニのタバコの売上割合はどれくらいなのか?
タバコ販売は儲かるの?
コンビニ業界のタバコの売上状況は?
コンビニでのタバコの売上割合について、こちらの記事をご覧いただきありがとうございます。
サイト管理人の木須と申します。
この記事では、タバコの売上割合について
・コンビニのタバコ売上割合の推移
・タバコの商材としての特徴
・コンビニがタバコを販売するメリット
・嫌煙、タバコ離れが進む中、コンビニのタバコ販売額は堅調
以上の内容でご紹介しています。
コンビニでのタバコの売上割合から、商材としてのタバコについて詳しく触れています。
コンビニ業界のタバコの売上について興味のある方は是非ご覧ください!
コンビニのタバコ売上割合の推移
タスポ導入によってコンビニに喫煙者が流入
コンビニでのタバコの売上割合は2008年に【タスポ】が導入されてから激変しました。
タスポとは、成人認証カードとそのシステムのことです。
2008年以降、自販機でタバコを購入するにはタスポというカードが必要になりました。
タスポを作るには事前に郵送等で成人であることを証明して、カードを作成する必要があります。
郵送等、手続きが面倒ということで
『そこまでして自販機で買うくらいならコンビニで買うわ!』
という喫煙者が一気に増えたので、コンビニのタバコの売上割合は跳ね上がりました。
タスポ導入前、コンビニでのタバコの売上割合は17%程度だったと言われています。
それが導入後には22%へと5%も増加したのです。
現在のコンビニのタバコ売上割合は25%
上記のように、2008年には『タスポ特需』とも呼ばれたタバコの売上増がコンビニ業界をにぎわしました。
その後もコンビニの売上でタバコの割合は増えていき、現在では25%程度と言われます。
ちなみにですが、ウチのお店のタバコの売上割合はというと…
43%~45%!
ほとんどタバコ屋さんです^^;
これは業界の中でもかなり多い方だと思います。
パチンコ屋さんや飲み屋さんに囲まれているので、客層的に喫煙者が多いというのが大きな理由です。
ただ、タバコの売上割合が高いと、良くないことがあります。
それは粗利率が悪いということです…。
タバコの商材としての特徴
コンビニ商材の中でも特に粗利の低いタバコ
タバコの粗利率は約10%です。
額で示すと、540円のタバコを売って54円の儲け、ということですね。
例えば同じ額の弁当を売ったとしたら155円くらいの儲けになります。
タバコはパンや弁当と比べて3分の1程度の粗利しかないのです。
つまり、コンビニ商材の中でも極端に粗利の低い商材がタバコということです。
廃棄はほぼゼロ
パンや弁当を常に売場に置いておくには、必ず廃棄が必要です。
廃棄がゼロ = 売り切れていた
売り切れていた = 売場が維持できてなかった
という図式になり、廃棄が出てないということは欠品が発生しているということになるのです。
廃棄という面においては、タバコはほぼノーリスクです。
賞味期限も表示されていますが、そんなに短くはないのでちゃんと期限内に売れていきますし
最悪、切れたとしてもメーカーさんに依頼して新しいものと交換してもらうこともできるのです。
商品管理が楽
小さなタバコ一箱が540円なので、省スペースで高価な在庫を管理できます。
500mlペットボトルが151円と考えたら単価あたりに占める在庫スペースの差がよくわかると思います。
更に小さく軽いので補充も簡単。
また、先入れ先出し(先に納品されたものから売れるように陳列する)の管理も楽です。
まとめると
廃棄リスクがなく
省スペースで高単価の陳列が可能
ただし、粗利率は悪い
というのがタバコという商材の特徴と言えます。
コンビニがタバコを販売するメリット
簡単に高い売上を稼げる
上記の特徴でも述べた通りです。
楽な管理で高い売上を稼げる、しかも廃棄のリスクがない商材である。
タバコという商材そのものにメリットがあるということになりますね。
集客の為
タバコを売っているというだけで、お店の集客に大きく影響します。
2008年のタスポ導入以降は特に、タバコの購入先としてコンビニが主要になっています。
現在では、タバコを買いたいと思ったときにまず『コンビニないかな?』と考える方が大半です。
このことからもタバコを販売ことによる集客力が想像できますよね。
ついで買いの促進
タバコを買われる方というのは、ついでにガムやコーヒーを買うことも多いです。
①コーヒーを飲みながら喫煙というのが相性が良い
②このデメリットとして口臭がひどくなる
③ということで対策としてガムも必要になる。
この流れで、タバコ、コーヒー、ガムというついで買いが発生しやすいワケですね。
この3点だけじゃなくても、タバコを買うのが目的でコンビニに行ったとして
せっかくコンビニまで来たし、ついでに必要なものも買って行こうという心理もあるでしょう。
以上のように、コンビニにとってタバコ販売には多くのメリットがあるのです。
嫌煙、タバコ離れが進む中、コンビニのタバコ販売額は堅調
嫌煙ムードの拡がり
多くの方が感じていると思いますが、ここ数年は嫌煙の雰囲気が拡がっていますね。
路上喫煙を禁止する条例があったり、禁煙のお店も増え、喫煙スペースは減っています。
大学生のアルバイトに聞いたら、最近の大学生はほとんどタバコ吸う人はいないそうです。
私が大学生の頃は喫煙者の方が多いくらいでしたが^^;
大学の中にも喫煙スペースが随所にあったものでしたが、それも今はなくなっているそうです。
東京オリンピックという国際的なイベントも控えていますし、今後はますます拡がっていきそうですね。
タバコ離れも進んでいる
喫煙率も年々減少しているそうです。
上記のような、社会全体のムードもあるんでしょうが一番大きいのは値上がりだと思います。
2006年に300円だったセブンスターは2017年の現在460円で売られています。
11年で160円も値上がりしたんですね。
そのほとんどがタバコ税の増税による値上がりだったようですが。
ここまで高くなってくると流石に禁煙する人も増えてきているのでしょう。
中には、『1000円までだったら吸い続けてしまうと思うわー』と言うような人もいますが笑
コンビニでのタバコ販売額は前年並み
嫌煙、タバコ離れという社会全体のムードですが、コンビニのタバコの売上は大体前年並みで推移しています。
これは、販売数の減少を単価の値上がりが補っているからというのが一つの理由です。
もう一つ、タバコの販売額を維持させている大きな要因があります。
それがiQOS(アイコス)に代表される加熱式タバコの爆発的ヒットです。
2016年にテレビ番組で取り上げられたことをきっかけに、一気に火が付いたiQOSでしたが、その人気はいまだに続いています。
2017年現在も、iQOS本体は品薄が続いていて、入荷しさえすれば即日完売という状況です。
このiQOS本体は品薄なので販売数自体は少ないものの、1個1万円以上の売価でタバコとして売られています。
更に、このiQOSを使用するのに必要な、iQOS専用のタバコ『マールボロヒートスティック』のシェアが拡大しており
このヒートスティックの販売数がタバコ全体を底上げしているのです。
コンビニの売上の中でタバコの売上割合は伸長を続けており、タバコの販売数が落ち込む中でも売上は好調です。
加熱式タバコの台頭で銘柄のシェアも激変してきているタバコ業界。
常に流行の最先端を行くコンビニ業界と今後も蜜月は続きそうですね。
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