コンビニで切手購入可の電子マネーはコレ! 裏事情を経営者が解説

コンビニ切手電子マネー不可

コンビニで切手を買うのに電子マネーが使えないのはなぜ?

切手類を買うのに使える電子マネーはあるのか?

コンビニ側から見た電子マネー、切手の取り扱い目的は?

 

コンビニでの支払いの決済の方法として、様々な手段があります。

電子マネーもその一つですが、電子マネーと一口に言っても多くの種類があります。

電子マネーで決済をすると、小銭が不要という以外にもポイントが貯まるなどのメリットがあります。

切手類の購入の際にも電子マネーで決済したいのに、使えない仕様になっている!

 

コンビニでの切手類の購入の際の電子マネー決済について、こちらの記事をご覧いただきありがとうございます。

サイト管理人の木須と申します。

この記事では、切手類購入の電子マネー決済について

・切手の購入に使える電子マネーはnanacoのみ

・コンビニにとって、電子マネーへの加盟は集客目的

・切手の販売に電子マネーが使えない理由

以上の内容でご紹介しています。

コンビニ側からの視点での切手販売と、電子マネーの取り扱いについてをご説明します。

興味のある方は是非じっくりご覧ください!

 

切手の購入に使える電子マネーはnanacoのみ

コンビニ切手電子マネーnanaco

基本的には電子マネーでの切手購入はできない

 

まず、基本的な情報として、非課税商品は現金以外での購入ができません。

非課税商品とは、切手の他、印紙、はがき、プリペイドカード、金券類などのことです。

これらの商品は電子マネーやクレジットカード、QUOカードや商品券などを使っての購入ができないのです。

 

唯一使える電子マネーはnanaco

 

電子マネーにも多くの種類があります。

nanaco、WAON、楽天Edy、iD、QUICPay、交通系(Suicaなど)

基本的には、これら電子マネーでは切手をはじめとする非課税商品が購入できません。

例外的に唯一使える電子マネー、それがセブンイレブンの電子マネーnanacoです。

nanacoのみが切手購入に使える理由は、他の電子マネーが使えない理由と合わせて後述します。

 

コンビニにとって、電子マネーへの加盟は集客目的

コンビニ切手電子マネー集客

現金以外の決済時、お店は手数料を負担

電子マネーを利用するメリットとして、大きく以下の3点が挙げられます。

・小銭を持ち運ばなくて良い

・利用額に応じてポイントが貯まる

・買い物がスピーディーでスムーズに終わる

このように、利用者にとって電子マネーは非常に便利でお得ですよね。

これに対して、電子マネーを利用される側=コンビニをはじめとする電子マネー加盟店側。

加盟店は電子マネー決済の売上額に応じて手数料を支払っています

 

電子マネー会社の仕組み

 

電子マネー会社の利益の仕組みは、加盟店からの手数料収入なんです。

電子マネー会社は、ポイントという直接的なメリットを付加することで、自社の電子マネーの利用者を増やそうとしています。

また、電子マネーというシステムの管理というコストが電子マネー会社には発生しています。

ポイント付加分や管理コストを払うだけでは電子マネー会社は損するだけになりますからね。

加盟店からの利用手数料というのが必要となるワケです。

 

加盟店のメリット

 

では、加盟店は電子マネーで買い物されると損するだけでは?

もちろんそんなことはありません。

利用手数料を払ってでも、電子マネーを使えるようにしているのには理由があります。

その理由とは、集客UPの為です。

お客様が使っている電子マネーが利用できるお店の方が、買い物するお店に選ばれやすい、ということですね。

その心理による集客UPを狙って、コンビニやその他の電子マネー加盟店は電子マネーの利用手数料を支払っているのです。

 

切手の販売に電子マネーが使えない理由

コンビニ切手電子マネー不可

切手販売には利益がない

 

コンビニが販売している切手は、郵便局から買受します。

郵便局からの買受額は切手の金額と同じです。

82円切手は82円払って買受けるのです。

つまり、仕入れ値=売値ということになり、販売による利益は0円です。

 

切手の買受金額に応じて手数料が入る

 

郵便局から販売業務を委託されているということは、郵便局にとっては販売所を提供されているようなものです。

そのため、販売店には切手類の買受金額に応じて手数料が支払われます。

コンビニにとっては切手販売の利益はありませんが、手数料収入になるという仕組みなのです。

ただし、手数料をもらうので損にはなりませんが、それほど大きな収入になるわけでもありません

利益の為というよりは、切手の販売も集客UPというのが大きな目的です。

 

薄利の切手販売

 

以上のように、切手の販売はコンビニにとって薄利です。

ということはこれを電子マネーで購入されると、電子マネーの利用手数料で少ない収益が無くなってしまいます

これが、切手販売に電子マネーが使えない最大の理由です。

 

nanacoが使える理由

 

電子マネーではnanacoのみが切手購入に使えるのは既述しています。

nanacoはセブンイレブンのポイントカードも兼ねた電子マネーでセブンイレブン自身によって運営されています。

簡単に言えば、自社の電子マネーなので、切手販売の収益が無くなっても、電子マネーの手数料収入として吸収できるのです。。

チェーンの戦略として、切手販売の利益よりもnanacoカードの普及率UPを優先させることができるというワケです。

これがnanacoで切手が買える理由となります。

ただし、流石に切手購入に関してはnanacoのポイントは付与されません

ポイントを付けてしまうとセブンイレブン全体で見ても損になってしまいますからね。

 

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