土用の丑の日とは?うなぎの意味・コンビニ予約商材には何がある?

土用の丑の日とはうなぎ

土用の丑の日ってそもそもどういう意味?

うなぎを食べるのはなぜ?

コンビニ予約商品にはどんなものがある?チェーンによる違いは?

 

土用の丑の日について、こちらの記事をご覧いただきありがとうございます。

サイト管理人の木須と申します。

この記事では、土用の丑の日について

・土用の丑の日という言葉の意味

・土用の丑の日は【うなぎを食べる日】の起源・意味

・コンビニでの土用の丑の日

・土用の丑の日にうなぎを食べることの是非

以上の内容でご紹介しています。

 

土用の丑の日の解説、うなぎを食べる風習の由来から現代のコンビニ予約商品との関連について。

また、各コンビニチェーンのうなぎ商品の比較も行っています。

夏の風物詩、土用の丑の日について知ることで、気持ち的にもっと楽しんで暑気払いできると思います^^

是非じっくりとご覧くださいね!

土用の丑の日という言葉の意味

土用の丑の日とはうなぎ

土用とはある期間を指す言葉

 

土用の丑の日という言葉を知るにあたり、分解して説明していきますね。

まず土用という言葉ですが、これは期間を指す言葉です。

具体的には、季節の始まりの(=立夏・立秋・立冬・立春)の直前の約18日間という期間のことです。

ちなみに、節分は季節のを分けるという意味で、季節の始まりの日の前日を指しています。

丑の日とは日付を指す言葉

 

土用の丑の日はつまり、土用という期間の中の丑の日という意味なワケです。

では、丑の日とは?

という漢字は十二支のうしに対して使われる漢字ですね。

昔は日にちを十二支で数える場合がありました。

12日間で一周する形で「今日は子の日、明日は丑の日、明後日は寅の日…」と続いていくワケです。

丑の日とは日付を指している言葉。

つまり土用の丑の日は、土用という18日の期間中の丑の日という日付ということなんですね。

土用丑の日は年間4回ある!

 

さて、上記を読んでみてお気づきの方もいらっしゃるでしょう。

土用は4つの季節の直前を指している…

つまり、年に4回あるんですね。

現代では、夏の土用の丑の日のみがよく取り沙汰されますが、実は秋冬春にも土用の丑の日はあるんです。

コンビニでも近年、他の季節の土用の丑の日のうなぎ予約販促をするチェーンが出てきましたね。

 

 

土用の丑の日は【うなぎを食べる日】の起源・意味

土用の丑の日とは由来

うなぎ販促で誰しもが知る風習に

 

現代日本では、飲食、小売など数多の企業が一斉にうなぎの販促に取り組みます。

江戸時代から始まったといわれる土用の丑の日にうなぎを食べるという風習。

企業間競争が盛んで、より情報の伝わりやすい現代では、知らない人のいないほど定着した行事になっていますね。

土用の丑の日にうなぎを食べるという風習は誰しも知っていますが、その起源由来については知らないという方も意外と多いのではないでしょうか?

江戸時代のうなぎ販促から始まった?

 

起源をたどれば江戸時代ということで、諸説あるその由来です。

まず一番有名なのは、平賀源内による発案という説ですね!

 

平賀源内(ひらがげんない)とは、江戸時代中期の発明家として有名ですが

他にも蘭学者、医者、俳人、蘭画家、戯作者など多彩な顔を持つ人物です。

その多才さで知られていた平賀源内のもとへ、あるうなぎ屋さんが相談に行きました。

夏場にうなぎが売れなくて困ります。何か良い方法はないでしょうか?

土用の丑の日に栄養のあるうなぎを食べて、夏バテ対策!」という意味の看板を設置して販促せよというのが源内の答えでした。

その日の大繁盛を見て、ほかのうなぎ屋さんも真似をして広まっていったというんですね。

ひつじの反対はうしだから丑の日にうなぎを食べる?

 

もう一つ、個人的に興味深いなと感じた説をご紹介しますね。

まず、夏の土用は旧暦の6月でした。

旧暦6月は別の言い方をすると、月も十二支で呼ぶことがあったんですね。

暑い未月に夏バテしないように=暑さを打ち消すように、夏バテ対策しよう!

を打ち消すにはその反対のだ=丑の日に食べよう!

未の反対は丑?と思いますよね。

十二支を順番に円に並べていくとそれぞれ対角線で結ぶことができます。

土用の丑の日とは十二支

こんな感じですが、未の反対側には丑がいるんですね!

未月でも丑の日には未の力が弱まるという考えなワケです。

丑の日に食べるぞ!となっても江戸時代は牛肉食べ物として認識されていません

牛のように色が黒くて水気を連想させるうなぎを食べよう!

として広まっていったというのがこの説の由来です^^

意味づけがしっかりしてあって興味深いと思いませんか?

 

 

コンビニでの土用の丑の日

6月上旬から予約スタート

 

コンビニでも、毎年土用の丑の日にはうなぎ予約商戦があります。

土用の丑の日が7月下旬なので、早いところでは6月上旬から予約活動を始めていますよ^^

毎年予約が始まると、ポスターやパンフレットなどを設置しますが、「うなぎ今売ってるの?」と聞かれるお客様がたまにいらっしゃいます。

「土用の丑の日の予約が始まってるんです、いかがでしょうか?」

と言うと、「あぁ予約ね…」とちょっと残念そうに帰られるんですが笑

うなぎの写真を見てすぐ買いたいなと思う方が多いということで、日本人のうなぎ好きを感じる瞬間です^^

コンビニのうなぎ商材

 

コンビニでの土用の丑の日の商材の基本は、うなぎの蒲焼弁当です。

国産、中国産の2種類で価格分けされているチェーンが多いですね。

コンビニのうなぎの価格帯

 

近年では税込みで1500円~2000円くらいの商品が増えています。

その中での商品のランクは、国産か中国産かという他、うなぎの使用量でも分けられています。

高騰を続けているうなぎなので、1尾使用すると高くなりすぎる。

ということで2分の1尾使用4分の3尾使用、などで価格調整している感じですね。

コンビニでうなぎを選ぶ際には、使用量・産地・価格を見る必要があるワケです。

2018年のコンビニ予約うなぎの比較

 

各チェーンの2018年土用の丑の日予約商材を比較した表です。

チェーン名 産地 使用量 価格(税込み)  
セブンイレブン 国産 不明(炭火焼) 2,580円 キリン生茶525m l
国産 不明 1,880円 キリン生茶525m l
中国産 不明 1,220円
ファミリーマート 国産 1尾使用 2,680円 伊右衛門特茶500ml・予約で100円引
国産 3/4尾使用 1,980円 伊右衛門特茶500ml・予約で100円引
中国産 不明 1,180円 予約で100円引
ローソン 国産 1尾使用 2,980円 十六茶orお~いお茶玄米茶・しじみ70個分の力(味噌汁)
国産 3/4尾使用 2,280円 十六茶orお~いお茶玄米茶
国産 1/2尾使用 1,980円 十六茶orお~いお茶玄米茶
ミニストップ 国産 1尾使用 2,580円 十六茶・WAONポイント300P
国産 3/4尾使用 1,980円 十六茶・WAONポイント200P
中国産 不明 1,280円 十六茶

この比較だと、ローソンは他チェーンと比べて300円程度価格が高めですね。

中国産についてはどのチェーンも使用量が明記されていませんが、イメージ写真では国産の商品よりも少ないように感じました。

また、ローソンは中国産を取り扱っていませんでした。

セブンイレブンは使用量よりも付加価値として、こだわりの炭火焼で国産商品を差別化しています。

ただ、炭火焼だけではなく、イメージ写真で使用量も多いように見えます。

明記されている商品サイズ(パッケージサイズ)も炭火焼の商品が一回り大きいようです。

特典もそれぞれのチェーン・商品によって違っているので、これも含めて検討すると良いですね^^

うなぎ以外の商材も増えている

 

うなぎが高すぎて販売しにくい、ということもあり、最近ではうなぎ以外の土用の丑の日関連商材も増えています。

牛肉系の弁当、冷しうどん、土用餅(あんころ餅)、日本酒などがあります。

土用の丑の日にはうしの「う」のつく食べ物を食べると良いとする風習もあり、うどん、うしはその目線ですね。

また、日本酒はうなぎと一緒にどうぞという観点です。

土用餅はうなぎと同じく江戸時代に食べられるようになった風習があります。

元々は公家文化だったようですが、江戸時代に形を変えて庶民に広まったのが土用餅。

土用餅とはつまりあんころ餅のことです。

あんころ餅の小豆には厄除け餅にはちからもちという意味があって、夏バテしないと信じられたということです。

土用餅は地域によっては馴染みがない風習ですが、コンビニ予約商材としてはどのチェーンもラインナップしている商品です。

知らなかったという方も是非一度ゲンを担いで食べてみてはどうでしょうか^^

 

 

土用の丑の日にうなぎを食べることの是非

土用の丑の日とは絶滅危惧

絶滅危惧種となったうなぎが高騰

 

ところで、年々うなぎが高くなっていますよね。

いまやすっかり高級食材になってしまいました…。

なぜ高くなっているのかというと、シンプルに漁獲量が減っているからです。

原因は特定されていませんが、うなぎ(二ホンウナギ)自体の個体数が減少しているそうです。

絶滅危惧種を食べても良いのか

 

うなぎは国際自然保護連合が定めた基準によって絶滅危惧種と指定されています。

これには法的拘束力はないので、食べること自体は問題ありません。

更に、絶滅危惧種指定にはランクがあり、うなぎは直ちに絶滅する危険があるランクではありません

ただ上記の通り、個体数減少の原因が特定できていない以上、慎重になるべきだとする意見もあります。

土用の丑の日うなぎ消費が一気に増えることで、うなぎの減少の原因にならないかというのもその一つですね。

そのために、土用の丑の日に敢えて営業をしないうなぎ屋さんもあるそうです。

 

土用の丑の日はうなぎ以外でもOK!

 

土用の丑の日にうなぎを食べ始めたのは大体以下の二点が理由でした。

・暑い時期なので栄養のあるものを食べよう

・未を打ち消す丑の日に食べよう

これとうなぎ屋さんの販促とが合わさってできた風習ですね。

ということは、このうなぎ不足のご時世に敢えてうなぎを食べる必要もないということですね!

牛肉を食べなかった江戸時代と違い、現代では普通に食べられる食材ですよね。

丑の日に牛肉でスタミナをつけるというのも、現代の土用の丑の日の過ごし方として十分アリです^^

上記でも触れた通り、コンビニでもうなぎ以外の予約商材が増えています。

うなぎはたまの贅沢にして、土用の丑の日は別の物で楽しむというのも良いですね!

 

土用の丑の日については、以下のコンテンツもご紹介しています。

土用の丑の日にうなぎ以外で食べる物をご紹介|当日の献立決定!

土用の丑の日和菓子土用餅の由来・予約情報|わらび餅もおすすめ

土用の丑の日、今年はいつかを知る方法|コンビニ予約締切も確認

土用の丑の日とは?うなぎの意味・コンビニ予約商材には何がある?

 

少しでも興味のある内容があれば、是非ご覧ください!



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