コンビニ夜勤バイトはきつい?店長が語るリアルな実態とメリット

こんにちは!「コンビニぐらし」の木内澄也です。

コンビニ業界に20年以上従事し、店長として多くの夜勤スタッフを見てきました。

「コンビニの夜勤って、きついですか?」

「深夜バイトに興味はあるけど、体力的に不安…」

「夜勤は怖そう、一人で大丈夫?」

こうした質問を、面接や相談の場で本当によく受けます。

夜勤のイメージは「眠い」「怖い」「孤独」。

確かに、間違ってはいません。

私自身も店長時代、夜勤に入ることがありましたが、正直なところ「きつい」と感じることもありました。

でも、同時に「夜勤が天職」と言うスタッフも何人も見てきました。

夜勤は、向き不向きがはっきり分かれる働き方です。

この記事では、店長経験から見た”リアルな夜勤”を本音で解説します。

  • 夜勤の何がきついのか
  • 夜勤が人気な理由
  • 夜勤を続けられる人の特徴
  • 始める前に知っておきたい注意点

夜勤の仕事内容やあるあるについては別記事で解説していますが、今回は「きついのか?メリットはあるのか?」に焦点を当ててお話しします。

あなたが夜勤に向いているかどうか、判断する材料にしてください。

夜勤バイトはきつい?店長が語るリアルな実態

コンビニ夜勤きつい

夜勤は「体力・生活リズム・孤独感」が主な壁

結論から言うと、夜勤は確かに「きつい」部分があります。

私が店長として20年以上見てきた中で、夜勤スタッフが「きつい」と感じる理由は、主に以下の3つです。

夜勤のきつさ

きつい理由1:生活リズムの乱れ

  • 昼夜逆転の生活に体が慣れない
  • 昼間に寝ても、深く眠れない
  • 慢性的な睡眠不足になる
  • 体調を崩しやすい

きつい理由2:体力的な負担

  • 深夜の作業は集中力が必要
  • 納品や品出しは意外と重労働
  • 一人で全てをこなす必要がある
  • 休憩しても回復しきれない

きつい理由3:孤独感

  • 深夜は基本的に一人体制
  • 話し相手がいない
  • トラブルが起きても、すぐに相談できない
  • 長時間の孤独に耐える必要がある

私が店長時代、夜勤スタッフから最もよく聞いたのが「昼間に寝ても疲れが取れない」という悩みでした。

実際、人間の体は夜に寝るように設計されています。 それを逆転させるわけですから、体への負担は避けられません。

ただし”向き不向き”の差が大きい

ここで重要なポイントがあります。

夜勤の「きつさ」は、人によって感じ方が全く違います。

私の店舗には、夜勤を5年以上続けているベテランスタッフがいました。

その人に「夜勤、きつくないですか?」と聞いたことがあります。

答えは、「全然。むしろ日勤の方がきついです」でした。

向いている人にとっては、夜勤は最高の環境

向いている人の特徴

  • もともと夜型の生活リズム
  • 一人で黙々と作業するのが好き
  • 人間関係のストレスが少ない方がいい
  • 効率よく稼ぎたい

こうした人にとって、夜勤は「きつい」どころか「理想的な働き方」なのです。

私が店長として見てきた中で、夜勤に向いていた人は全体の3〜4割程度でした。

つまり、半数以上の人は「きつい」と感じるものの、残りの3〜4割にとっては「天職」と言える働き方なのです。

店長視点で「きつくなるパターン」を解説

では、どういう人が夜勤で「きつい」と感じやすいのでしょうか。

私が店長として見てきた、きつくなりやすいパターンを紹介します。

パターン1:睡眠リズムを整えない人

よくある失敗

  • 夜勤明けに予定を入れすぎる
  • 昼間に寝ずに活動してしまう
  • 夜勤前に仮眠を取らない
  • 休日も昼型に戻してしまう

私の店舗で、夜勤を始めたばかりのスタッフがいました。

最初の1週間は順調でしたが、2週目から体調を崩し始めました。

理由を聞くと、「夜勤明けに友達と遊んでいた」とのこと。

夜勤後は疲れているのに、寝ずに活動してしまい、体力が持たなくなったのです。

夜勤の時給は高いですが、それに見合った体調管理が必要です。

パターン2:日勤感覚でスピードを求める人

よくある失敗

  • 日勤と同じペースで動こうとする
  • 焦って作業してミスが増える
  • 深夜の集中力の低下を考慮しない
  • 完璧主義で全部終わらせようとする

夜勤は、日勤と同じペースでは働けません。

深夜の時間帯は、脳の働きが鈍くなります。 同じ作業でも、日中より時間がかかります。

私が店長時代、夜勤スタッフには「完璧を目指さなくていい。優先順位を決めて、できる範囲でやろう」と伝えていました。

パターン3:コミュニケーションが苦手な人(意外かもしれませんが)

これは意外に思われるかもしれません。

「夜勤は一人だから、コミュニケーション不要では?」

確かに、深夜帯は一人体制です。

でも、だからこそ「引き継ぎ」や「報告」が重要になります。

よくある問題

  • 前のシフトからの引き継ぎが不十分
  • トラブルが起きても報告しない
  • 次のシフトへの引き継ぎを忘れる
  • 店長への連絡が遅い

夜勤の記事でも触れていますが、深夜にトラブルが起きた場合、その報告と対応が朝のシフトまで持ち越されることがあります。

コミュニケーションが苦手な人は、この引き継ぎで問題を抱えやすいのです。

 

夜勤で大変なポイント

ぼーっとする

体力よりも「生活リズムのズレ」が一番の敵

夜勤で最も大変なのは、実は「体力」ではありません。

「生活リズムのズレ」が最大の敵です。

私が店長時代、夜勤スタッフから最も多く聞いた悩みが、これでした。

生活リズムのズレによる影響

影響1:睡眠の質が下がる

  • 昼間に寝ても、深く眠れない
  • 外の音や光が気になる
  • 睡眠時間は確保しても、疲れが取れない

影響2:食事のリズムが乱れる

  • 深夜に何を食べるべきか分からない
  • 食欲がない、または暴食してしまう
  • 胃腸の調子が悪くなる

影響3:社会生活との乖離

  • 家族や友人と時間が合わない
  • 昼間の予定に参加できない
  • 孤独感が増す

私の店舗で、夜勤を半年続けたスタッフがいました。

仕事自体は問題なくこなしていましたが、「友達と会えなくなった」「家族との時間がない」という理由で、日勤に戻りました。

夜勤は、仕事だけでなく、生活全体に影響を与えます。

対策

  • 夜勤前に2〜3時間の仮眠を取る
  • 夜勤後は遮光カーテンで部屋を暗くする
  • 耳栓やアイマスクを使う
  • 休日も夜型のリズムを維持する(完全に昼型に戻さない)

深夜手当で稼げる分、生活管理にも気を配る必要があります。

トラブル対応や防犯意識が必要

夜勤では、日勤では起きないようなトラブルが発生します。

夜勤特有のトラブル

  • 酔っぱらいの客とのトラブル
  • 不審者の侵入
  • 機械の故障(夜間は業者を呼べない)
  • 急な体調不良(一人なので対応が難しい)

私が店長時代、夜勤スタッフから「怖い思いをした」という報告を受けたこともあります。

実例:深夜のトラブル

事例1:酔っぱらいが店内で寝ていた → 起こそうとしたら、暴言を吐かれた → 警察に通報して対応

事例2:深夜に不審者が店の周りをうろついていた → 店長に連絡し、警備会社に巡回依頼

事例3:レジが突然動かなくなった → 深夜は業者を呼べないため、手動対応 → 朝のシフトに引き継ぎ

こうしたトラブルに、一人で対応しなければなりません。

対策

  • 防犯マニュアルを事前に確認
  • 緊急連絡先を把握しておく
  • トラブル時は無理せず、警察や店長に連絡
  • 不審者には大きな声で挨拶(威嚇効果)

私が店長時代、夜勤スタッフには「困ったら、いつでも電話してね」と伝えていました。

深夜でも、店長は対応します。 一人で抱え込まないことが大切です。

客層が変わる(酔客・常連など)

夜勤の客層は、日勤とは大きく異なります。

夜勤の客層の特徴

  • 帰宅途中のサラリーマン(酔っている人も)
  • 深夜勤務の人(看護師、工場勤務など)
  • タクシー・トラック運転手
  • 夜型生活の学生
  • ホームレスや不審者(まれに)

私の店舗では、夜勤の常連さんが何人もいました。

深夜2時に必ず来る会社員、夜明け前に来るタクシー運転手。

こうした常連さんとは、独特の関係性が生まれます。

良い面と悪い面

良い面
  • 常連さんと仲良くなれる
  • 深夜帯は客数が少ないので、一人ひとりに丁寧に対応できる
  • 「いつもありがとう」と感謝されることも
悪い面
  • 酔っぱらいの対応が必要
  • たまに絡まれる
  • 不審者への警戒が必要

私が店長時代、夜勤スタッフには「お客様との距離感を保つこと」と伝えていました。

親しくなるのはいいですが、深入りしすぎると、トラブルの元になることもあります。

 

それでも夜勤が人気な理由

コンビニATM便利銀行

深夜手当で時給が高い

夜勤が人気な最大の理由は、やはり「時給の高さ」です。

深夜手当の仕組み

  • 22時〜翌5時は、時給が1.25倍以上
  • 通常時給1,000円なら、深夜は1,250円
  • 1時間あたり250円の差
  • 月20日、1日7時間働けば、月35,000円の差

深夜手当の詳しい仕組みは別記事で解説していますが、この差は決して小さくありません。

私が店長時代、夜勤を選ぶ理由を聞くと、ほとんどの人が「時給の高さ」を挙げました。

実例:学生の声

大学生のAさん
  • 「学費を貯めるために、効率よく稼ぎたかった」
  • 「週3日の夜勤で、月12万円稼げる」
  • 「日勤だと、同じ時間働いても10万円くらい」
フリーターのBさん
  • 「昼間は別の趣味に時間を使いたい」
  • 「夜勤なら、昼間の時間が自由になる」
  • 「時給も高いので、一石二鳥」

限られた時間で効率よく稼ぎたい人にとって、夜勤は魅力的な選択肢です。

人間関係が楽(少人数勤務)

夜勤のもう一つの大きなメリットが、「人間関係のストレスが少ない」ことです。

少人数勤務のメリット

  • 基本的に一人体制なので、人間関係のストレスがない
  • 苦手な人と顔を合わせなくていい
  • 自分のペースで働ける
  • 余計な気を使わなくていい

私の店舗で、日勤から夜勤に変わったスタッフがいました。

理由を聞くと、「人間関係に疲れた」とのこと。

夜勤に変わってから、「すごく楽になりました」と言っていました。

人間関係の悩みについては別記事で詳しく書いていますが、コンビニの人間関係は意外とストレスになります。

夜勤なら、そのストレスから解放されます。

ただし、孤独感もある

メリットの裏返しとして、孤独感もあります。

  • 長時間、誰とも話さない
  • トラブルが起きても、相談相手がいない
  • 黙々と作業するのが苦手な人には辛い

私の店舗で、「一人が寂しい」という理由で日勤に戻ったスタッフもいました。

人間関係が楽な反面、孤独に耐える必要があります。

自分がどちらのタイプか、考えてみてください。

自分のペースで働ける自由度

夜勤のもう一つのメリットが、「自分のペースで働ける」ことです。

自分のペースで働けるとは

自由度の高さ

  • 作業の順番を自分で決められる
  • 急かされることがない
  • お客様が少ないので、じっくり作業できる
  • 自分なりの工夫ができる

私が店長時代、夜勤スタッフから「自分のペースで働けるのが好き」という声をよく聞きました。

日勤だと、次から次へとお客様が来て、常に接客に追われます。

でも夜勤なら、接客の合間に長時間の作業時間を確保できます。

向いている人

自分のペースで働きたい人
  • マイペースな性格
  • 急かされるのが苦手
  • じっくり考えながら作業したい
  • 一人で集中したい

こうした人にとって、夜勤は最高の環境です。

私の店舗で、夜勤を5年以上続けているスタッフは、「日勤には戻りたくない」と言っていました。

理由は、「自分のペースで働けるから」でした。

 

店長が見てきた「夜勤を続けられる人」の特徴

時間管理がうまい

私が店長として20年以上見てきた中で、夜勤を長く続けられる人には共通点がありました。

その第一が、「時間管理がうまい」ことです。

時間管理がうまい人の特徴

  • 夜勤前に必ず仮眠を取る
  • 夜勤後は決まった時間に寝る
  • 休日も生活リズムを崩さない
  • 食事の時間を固定している

私の店舗で、夜勤を7年続けているベテランスタッフがいました。

その人に「長く続けられる秘訣は?」と聞いたことがあります。

答えは、「生活リズムを絶対に崩さないこと」でした。

具体的な時間管理

例:夜勤22時〜翌6時の場合

  • 14時〜17時:仮眠
  • 18時:軽い夕食
  • 21時:出勤準備
  • 22時〜翌6時:勤務
  • 7時:帰宅、軽い朝食
  • 8時〜14時:睡眠

このように、毎日同じリズムを維持していました。

休日も、同じリズムで過ごしていたそうです。

時間管理ができる人は、夜勤を長く続けられます。

ひとり作業が苦にならない

夜勤を続けられる人の第二の特徴が、「ひとり作業が苦にならない」ことです。

ひとり作業が得意な人の特徴

  • 黙々と作業するのが好き
  • 一人の時間を楽しめる
  • 集中力が高い
  • 孤独感を感じにくい

私の店舗で、夜勤を希望した学生がいました。

理由を聞くと、「一人で作業するのが好きだから」とのこと。

日勤でも、他のスタッフとあまり話さず、黙々と仕事をするタイプでした。

夜勤に変わってから、「すごく自分に合っています」と言っていました。

向いていない人

逆に、以下のような人は夜勤に向いていません。

向いていない人

  • 人と話すのが好き
  • 一人でいると不安になる
  • 孤独に耐えられない
  • チームで働く方が楽しい

私の店舗で、夜勤を始めたものの、1ヶ月で日勤に戻したスタッフがいました。

理由は、「一人が寂しすぎる」でした。

自分がどちらのタイプか、事前に考えておくことが大切です。

生活リズムを意識して維持できる

夜勤を続けられる人の第三の特徴が、「生活リズムを意識的に維持できる」ことです。

生活リズム維持のコツ

  • 夜勤の日も休日も、同じ時間に寝る・起きる
  • 食事の時間を固定する
  • 昼型に戻さない(週末も夜型を維持)
  • 体調の変化に敏感になる

私が店長時代、夜勤スタッフに「休日はどう過ごしていますか?」と聞いたことがあります。

長く続けている人は、「休日も夜型のリズムを維持しています」と答えました。

逆に、すぐに辞めてしまう人は、「休日は昼型に戻しています」と答えることが多かったです。

昼型に戻すデメリット

  • 体内時計が混乱する
  • 夜勤の日に眠くなる
  • 慢性的な疲労が溜まる
  • 体調を崩しやすい

休日も夜型を維持するのは、社会生活と合わないかもしれません。

でも、夜勤を続けるなら、それが最も効果的な方法です。

コツコツ型でメンタル安定タイプ

夜勤を続けられる人の最後の特徴が、「コツコツ型でメンタルが安定している」ことです。

メンタル安定タイプの特徴

  • 一人でも焦らない
  • トラブルが起きても冷静に対応できる
  • 小さなことで動揺しない
  • 孤独に強い

私の店舗で、夜勤を10年以上続けているスタッフがいました。

その人は、どんなトラブルが起きても、いつも冷静でした。

「一人だからこそ、落ち着いて対応できる」と言っていました。

向いていない人

逆に、以下のような人は夜勤に向いていません。

  • 不安になりやすい
  • トラブルで パニックになる
  • 一人だと落ち着かない
  • すぐに誰かに相談したくなる

ミス対応の記事でも触れていますが、夜勤では一人で判断する場面が多いです。

メンタルの安定性は、夜勤を続ける上で重要な要素です。

 

夜勤を始める前に知っておきたい注意点

シフト希望注意点

面接で「夜勤専属」「掛け持ち」など条件確認を

夜勤を始める前に、必ず確認すべきことがあります。

面接で確認すべきポイント

確認ポイント1:夜勤専属か、日勤と掛け持ちか
  • 夜勤専属:常に夜勤のみ
  • 掛け持ち:日勤と夜勤を両方やる

私の店舗では、夜勤専属のスタッフと、掛け持ちのスタッフがいました。

掛け持ちの場合、生活リズムの維持が非常に難しくなります。

できれば、夜勤専属の方が体への負担は少ないです。

確認ポイント2:週何日入るか
  • 週1〜2日:副業として
  • 週3〜4日:メインのバイトとして
  • 週5日以上:フルタイム

週1〜2日なら、体への負担は少ないですが、生活リズムの維持は難しいです。

週3日以上なら、完全に夜型の生活にシフトした方が楽です。

確認ポイント3:シフトの固定度
  • 固定シフト:毎週同じ曜日・時間
  • 変動シフト:毎月シフトが変わる

固定シフトの方が、生活リズムを維持しやすいです。

シフトの決め方についても、事前に確認しておきましょう。

確認ポイント4:研修期間
  • 夜勤前に、日勤で研修があるか
  • いきなり夜勤に入るのか

私が店長時代、夜勤希望のスタッフには、必ず1〜2週間の日勤研修を受けてもらっていました。

いきなり夜勤に入ると、仕事を覚えるのが大変だからです。

体調管理を甘く見ない

夜勤を始めるなら、体調管理は最優先事項です。

体調管理のポイント

ポイント1:睡眠環境を整える
  • 遮光カーテンで部屋を真っ暗に
  • 耳栓やアイマスクを使う
  • 家族に「昼間は静かにしてほしい」と伝える
ポイント2:食事に気をつける
  • 深夜に重い食事は避ける
  • 水分補給を忘れずに
  • カフェインの取りすぎに注意
ポイント3:定期的に健康チェック
  • 体重の変化に注意
  • 睡眠の質をチェック
  • 体調不良が続くなら、医師に相談

私が店長時代、夜勤スタッフには「無理しないでね」と常に伝えていました。

体調を崩してまで続ける必要はありません。

休憩時間もしっかり取って、体を休めてください。

防犯マニュアルをしっかり確認する

夜勤では、防犯面でのリスクが高まります。

防犯のポイント

ポイント1:防犯設備を確認
  • 防犯カメラの位置
  • 緊急ボタンの場所
  • 警備会社の連絡先
ポイント2:トラブル時の対応を確認
  • どんなトラブルがあるか(酔客、万引き、不審者)
  • 警察への連絡方法
  • 店長への連絡タイミング
  • 自分の身を守る方法
ポイント3:一人で無理しない
  • 危険を感じたら、すぐに警察へ
  • 無理に対応しようとしない
  • 自分の安全が最優先

私が店長時代、夜勤スタッフには必ず「防犯マニュアル」を読んでもらっていました。

また、初回の夜勤は、私も一緒に店に残って、実際の流れを見せていました。

女性の夜勤について

女性が夜勤をする場合、特に防犯面での配慮が必要です。

女性夜勤の注意点
  • 帰宅時の安全(タクシー代補助がある店舗も)
  • 店舗の防犯体制(警備員の巡回など)
  • 複数人体制かどうか

私の店舗では、女性の夜勤スタッフには、できるだけ複数人体制を組んでいました。

面接時に、防犯面での配慮について確認しておくことをおすすめします。

まとめ|夜勤は「自分の性格に合えば最高の働き方」

まとめ

「きつい」は事実、でも「合う人には天職」

この記事で最もお伝えしたかったのは、「夜勤は、向き不向きがはっきり分かれる」ということです。

夜勤のまとめ

きついポイント
  • 生活リズムの乱れ
  • 体力的な負担
  • 孤独感
  • トラブル対応の責任
  • 客層の違い
メリット
  • 時給が高い(深夜手当1.25倍)
  • 人間関係のストレスが少ない
  • 自分のペースで働ける
  • 接客が少ない
  • 昼間の時間が自由に使える

 

きついのは事実です。

でも、向いている人にとっては、これ以上ない働き方でもあります。

私が店長として見てきた中で、夜勤を5年以上続けているスタッフは、全員が「夜勤が好き」と言っていました。

「きつい」と感じる部分よりも、メリットの方が大きいからです。

店長視点で見ても”安定して続けられる人”は夜勤で伸びる

店長の立場から言うと、夜勤を安定して続けられる人は、非常に貴重です。

店長が感じる夜勤スタッフの価値

  • 夜勤は人手が集まりにくい
  • 安定して入ってくれるスタッフは本当にありがたい
  • 夜勤を任せられる人には、信頼して店舗を任せられる
  • 昇給や待遇面での優遇もしやすい

私が店長時代、夜勤を長く続けてくれているスタッフには、定期的に昇給していました。

また、シフトの希望も優先的に通していました。

夜勤を続けられる人は、店舗にとって「なくてはならない存在」なのです。

成長の機会

夜勤では、一人で店舗を任されます。

これは、責任も大きいですが、成長の機会でもあります。

夜勤で得られる経験
  • 一人で判断する力
  • トラブル対応能力
  • 時間管理能力
  • 自己管理能力

こうした経験は、将来どんな仕事をする上でも役立ちます。

私の店舗から、夜勤経験者が店長に昇格したケースも何度もありました。

夜勤は、「きつい」だけでなく、「成長できる環境」でもあるのです。

無理せず、自分の生活リズムと相談して選ぶのがポイント

最後に、私から一番伝えたいこと。

無理に夜勤を選ぶ必要はありません。

夜勤が向いている人の特徴

  • もともと夜型の生活リズム
  • 一人で黙々と作業するのが好き
  • 人間関係のストレスを減らしたい
  • 効率よく稼ぎたい
  • 昼間の時間を自由に使いたい

こうした人には、夜勤は最高の選択肢です。

逆に、以下のような人は、無理に夜勤を選ばない方がいいでしょう。

夜勤に向いていない人

  • 昼型の生活が好き
  • 一人でいると不安になる
  • チームで働く方が楽しい
  • 体調管理が苦手
  • 社会生活を重視したい

人間関係の悩みシフトの問題など、夜勤以外の選択肢もあります。

自分に合った働き方を選ぶことが、長く続けるコツです。

試しに1ヶ月やってみるのもあり

もし迷っているなら、まず1ヶ月試しに夜勤をやってみるのもいいでしょう。

1ヶ月やってみて、「きつい」と感じたら日勤に戻せばいいのです。

私が店長時代、「試しに夜勤やってみます」というスタッフを何人も見てきました。

結果、半分は「やっぱり無理」と日勤に戻り、半分は「意外と合ってる」と夜勤を続けました。

やってみないと、向き不向きは分かりません。

興味があるなら、一度挑戦してみてください。

コンビニバイトで充実した経験を積むために、自分に合った働き方を見つけてください。

何かご質問があれば、いつでも「コンビニぐらし」でお待ちしています!

 

よくある質問(FAQ)

Q1. 夜勤は何時から何時までですか?

A. 店舗によって異なりますが、一般的には22時〜翌6時前後です。

よくあるシフトパターン

  • 22時〜翌6時(8時間)
  • 23時〜翌7時(8時間)
  • 0時〜翌8時(8時間)

深夜手当は22時〜翌5時に適用されます。

深夜手当の詳細については、別記事で詳しく解説しています。

私の店舗では、22時〜翌6時のシフトが最も一般的でした。

Q2. 夜勤は必ず一人ですか?

A. 多くの店舗では一人体制ですが、店舗によっては複数人の場合もあります。

体制の違い

  • 小規模店舗:ほぼ一人体制
  • 大型店舗:2人体制のこともある
  • 繁華街の店舗:防犯上、複数人体制

面接時に、「夜勤は何人体制ですか?」と確認することをおすすめします。

私の店舗は小規模だったので、基本的に一人体制でした。

ただし、新人の研修期間中は、ベテランと一緒に入ってもらっていました。

Q3. 夜勤未経験でも大丈夫ですか?

A. はい、問題ありません。ほとんどの人が未経験からスタートします。

未経験者のサポート

  • 日勤での研修期間(1〜2週間)
  • ベテランスタッフとのペア勤務
  • 詳しいマニュアル
  • 店長への連絡体制

私が店長時代、夜勤スタッフの8割は未経験からのスタートでした。

最初は不安でも、1ヶ月もすれば慣れます。

夜勤の仕事内容も、日勤と大きくは変わりません。

Q4. 夜勤と日勤、どっちが稼げますか?

A. 同じ時間働くなら、夜勤の方が圧倒的に稼げます。

比較例(時給1,000円の店舗)

  • 日勤:1,000円 × 8時間 = 8,000円
  • 夜勤:1,250円 × 7時間 + 1,000円 × 1時間 = 9,750円

同じ8時間でも、約1,750円の差があります。

月20日働けば、35,000円の差になります。

効率よく稼ぎたいなら、夜勤がおすすめです。

Q5. 夜勤で体調を崩すことはありますか?

A. 生活リズムの管理を怠ると、体調を崩す可能性があります。

体調を崩しやすい人

  • 睡眠リズムを整えない
  • 食事が不規則
  • 休日に昼型に戻す
  • 無理をしすぎる

私の店舗でも、体調を崩して辞めたスタッフがいました。

でも、逆に「夜勤の方が体調がいい」というスタッフもいました。

体調管理をしっかりすれば、健康に働けます。

不安な場合は、まず週1〜2日から始めてみてください。

Q6. 夜勤から日勤に戻ることはできますか?

A. はい、可能です。店長に相談してみましょう。

変更の理由

  • 「体調が厳しくなった」
  • 「生活リズムが合わなかった」
  • 「家族の事情で」

私が店長時代、夜勤から日勤に戻したスタッフは何人もいました。

無理に続ける必要はありません。

ただし、シフトの都合上、すぐには変更できないこともあります。

早めに相談することをおすすめします。

 

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