コンビニバイトでシフトを勝手に減らされた?店長が教える正しい対処法と考え方

こんにちは!「コンビニぐらし」の木内澄也です。

コンビニ業界に20年以上従事し、店長として多くのスタッフのシフト管理に携わってきました。

「今月、シフトが急に減らされた…」

「何も言われずにシフトが削られてる」

「これって嫌われてるってこと?」

こうした相談を、私が店長時代に数えきれないほど受けました。

シフトを減らされると、収入が減るだけでなく、「自分が必要とされていないのでは」と不安になる気持ち、よくわかります。

実際、私が店長をしていた頃も、シフトの調整は最も頭を悩ませる問題の一つでした。

ただし、シフトが減る理由は必ずしも「嫌われた」からではありません。 多くの場合、売上や人件費の調整、コミュニケーションのズレなど、別の理由があります。

この記事では、店長経験者の目線から以下について詳しく解説していきます。

  • シフトが減らされる主な理由
  • 減らされたときに確認すべきこと
  • 納得できない場合の対応方法
  • 「嫌われた?」と不安に思う人へのアドバイス

シフトの決め方の基本については別記事で解説していますが、今回は「減らされた」ときの対処に焦点を当ててお話しします。

感情的になる前に、まず冷静に状況を確認することが大切です。

なぜシフトを減らされるのか?よくある3つの理由

コンビニシフト減らされた

売上・人件費の調整

シフトが減らされる最も一般的な理由が、売上に応じた人件費の調整です。

コンビニは、売上に対して人件費を一定の割合内に収めることが求められています。

人件費率の目安

  • 一般的に、売上の15〜20%程度に抑える必要がある
  • 売上が下がると、人件費も削減しなければならない
  • 本部から「人件費を抑えるように」と指示が来ることも

私が店長時代、最も苦しかったのがこの調整です。

よくあったシナリオ

例:前月の売上が予算より10%低かった場合

  • 本部から「人件費を削減してください」と指示
  • 今月のシフトを全体的に減らす必要が出る
  • スタッフ一人ひとりのシフトを1〜2日ずつ削る

こうした場合、店長も「全員に入ってほしい」と思っているのですが、経営上の制約から調整せざるを得ないのです。

特に減らされやすい時期

  • 年始(年末商戦後の落ち込み)
  • ゴールデンウィーク明け
  • 夏休み明け(8月の繁忙期後)
  • 大型キャンペーン終了後

私の店舗では、売上が厳しい月には、スタッフ全員に「今月は少しシフトを減らさせてもらいます」と事前に説明していました。

事前に理由を伝えることで、スタッフの不安を軽減できます。

ただし、すべての店長がこうした配慮をするわけではありません。 何も説明なく減らされた場合は、遠慮せず理由を聞いてみましょう。

シフト希望の伝え方ミス

意外と多いのが、シフト希望の伝え方のミスです。

よくあるミスのパターン

パターン1:希望を出し忘れた

  • シフト希望の締切を過ぎていた
  • LINEやシフト表に記入し忘れた
  • 「前月と同じ」と思い込んでいた

パターン2:伝わっていなかった

  • 口頭で伝えただけで記録がない
  • LINEを送ったが、店長が見ていなかった
  • シフト表への記入が薄くて読めなかった

パターン3:「できれば」と曖昧に伝えた

  • 「できれば週4日で」→ 店長は「週3でもOK」と判断
  • 「なるべく多めに」→ 具体的な日数が不明確
  • 「〇日は△△があるので…」→ 休み希望か出勤希望か不明
木内
私が店長時代に最も困ったのが、「曖昧な希望」でした。

実際にあった例

スタッフ:「来月は試験があるので、できれば少なめで…」 → 店長:「少なめ=週2日」と判断 → スタッフ:「週4日のつもりだったのに!」

こうしたすれ違いは、具体的に伝えることで防げます。

正しい伝え方

  • 「来月は週4日、できれば火・木・土・日でお願いします」
  • 「試験があるので、15日〜20日は休みたいですが、他の日は通常通り入れます」
  • 「最低週3日、できれば4日希望です」

シフトの決め方でも触れていますが、具体的に、明確に伝えることが大切です。

店長・副店長との信頼関係のズレ

これは言いづらいことですが、現実として存在する理由です。

信頼関係が影響するケース

ケース1:遅刻・欠勤が多い

  • 頻繁に遅刻する
  • 体調不良で急な欠勤が多い
  • シフトに穴を開けることが続く → 店長は「このスタッフに多く入ってもらうのはリスク」と判断

ケース2:仕事の姿勢に問題がある

  • 指示を聞かない
  • ミスが多く、改善が見られない
  • 他のスタッフとトラブルを起こす → 店長は「できればシフトを減らしたい」と考える

ケース3:コミュニケーション不足

  • 挨拶をしない
  • 報告・連絡・相談がない
  • 店長と話す機会が少ない → 店長は「この人のことがよくわからない」と距離を感じる

私が店長時代、シフトを減らさざるを得なかったスタッフの多くは、こうした課題を抱えていました。

店長の本音

正直に言うと、店長も人間です。 信頼できるスタッフには多く入ってもらいたいし、トラブルが多いスタッフは少なめにしたいという気持ちがあります。

ただし、これは決して「嫌い」という感情だけではありません。 「店舗運営をスムーズにするため」という判断です。

もし心当たりがある場合は、後述する「信頼を取り戻す行動」を参考にしてください。

 

勝手に減らされたときに確認すべき3つのポイント

辞めたいときのチェックポイント3選

まずLINE・掲示板などで「確定シフト」を再確認

シフトが減っていると感じたら、まず最初に確認すべきことがあります。

確認の手順

ステップ1:確定シフトを見る

  • LINEグループに投稿された確定シフト
  • 店舗の掲示板に貼られたシフト表
  • シフト管理アプリ(店舗によって使用)

ステップ2:自分の希望と照らし合わせる

  • 自分が提出した希望シフトを見直す
  • 「希望通りになっていないのか」「希望を出し忘れたのか」を確認

ステップ3:前月と比較する

  • 前月は何日入っていたか
  • 今月は何日になっているか
  • どれくらい減ったのか具体的に把握

私が店長時代、「シフトが減った」と言ってきたスタッフの中には、実は「希望を出し忘れていた」「前月と同じだと思い込んでいた」というケースが何度もありました。

木内
感情的になる前に、まず事実を確認することが大切です。

伝え忘れや誤解がないかチェック

次に、自分の伝え方に問題がなかったかを振り返ります。

チェックポイント

  • □ シフト希望を締切までに提出したか
  • □ 提出方法は正しかったか(LINEなのか、紙なのか)
  • □ 具体的な日数や曜日を伝えたか
  • □ 「できれば」「なるべく」など曖昧な表現を使っていないか
  • □ 口頭だけで伝えて、記録が残っていないか

私の経験上、シフトトラブルの半分以上は、こうした「伝え方の問題」が原因でした。

実際にあった例

例1:LINEで送ったつもりが下書きのまま → スタッフは「送った」と思っているが、店長には届いていない

例2:「来月もよろしくお願いします」だけ送った → 店長は「前月と同じ希望」と解釈したが、スタッフは「もっと増やしてほしい」と思っていた

例3:口頭で「来月は多めに入れます」と伝えた → 店長が忘れている、または聞き逃していた

木内
こうしたトラブルを防ぐには、文字で記録に残すことが重要です。

理由を落ち着いて聞く(責めない口調で)

事実確認をした上で、やはりシフトが減らされていると分かった場合は、店長に理由を聞きましょう。

おすすめの聞き方

NG な聞き方

  • 「なんでシフト減らしたんですか!?」(攻撃的)
  • 「私だけ減らされてるんですけど」(被害者意識)
  • 「これじゃ生活できないんですけど」(感情的)

OK な聞き方

  • 「今月のシフトが前月より少し減っているようなのですが、何か理由がありますか?」
  • 「今月のシフトについて確認したいことがあるのですが、少しお時間いただけますか?」
  • 「私の希望が正しく伝わっていなかったかもしれないので、確認させてください」

私が店長時代、こうした冷静な聞き方をしてくれるスタッフには、しっかり理由を説明していました。

逆に、感情的に詰め寄られると、店長も防御的になってしまい、話がこじれることがあります。

聞くタイミング

  • 忙しい時間帯は避ける
  • レジ対応中やピーク時は避ける
  • 事前に「少しお話ししたいことがあるのですが」と伝えておく

感情的にならず、「何かありましたか?」と聞くだけで、誤解が解けることも多いです。

木内
実際、私の店舗でも「あ、希望が伝わっていなかったんですね。すみません、修正します」というケースが何度もありました。

納得できない場合の対応方法

シフト希望注意点

店長に相談 → 改善されないならオーナー・本部に報告

理由を聞いても納得できない場合、または明らかに理不尽な扱いを受けている場合は、次のステップに進みます。

対応の手順

ステップ1:店長に改善を依頼

  • 「来月からは希望通りのシフトにしていただけませんか?」
  • 「最低でも週○日は入りたいです」
  • 具体的な希望を明確に伝える

ステップ2:改善されない場合、オーナーに相談

  • フランチャイズ店の場合、オーナーが最終決定権を持つ
  • 「店長に相談したが改善されない」ことを伝える
  • 直営店の場合は、エリアマネージャーに相談

ステップ3:本部に報告

  • 大手チェーンには、スタッフ向けの相談窓口がある
  • 「シフトを一方的に減らされている」と報告
  • 匿名で相談できる場合もある

私が店長時代、本部から「スタッフからこういう相談があった」と連絡を受けたことが何度かありました。

大手チェーンほど、こうした相談には真摯に対応する傾向があります。

注意点

いきなり本部に報告するのではなく、まず店長に相談することが大切です。

いきなり上に報告すると、店長との関係が悪化し、より働きづらくなる可能性があります。

段階を踏んで対応しましょう。

辞める前に「今後の勤務予定」を確認

シフトが減らされ続けると、「もう辞めようかな…」と考えることもあるでしょう。

ただし、感情的にすぐ辞めるのではなく、一度冷静に状況を確認しましょう。

確認すべきこと

質問1:「来月以降、シフトは戻る予定ですか?」 → 一時的な調整なのか、今後もずっと減らされるのか

質問2:「私のシフトを増やすには、何が必要ですか?」 → 改善点があれば、対応する意思を示す

質問3:「店舗として、今後の人員計画はどうなっていますか?」 → 新人が入る予定があるか、全体的に人員を減らす方針か

私が店長時代、辞めると言ってきたスタッフに対しては、こうした質問をもとに話し合いの機会を設けていました。

よくあったケース

ケース:売上が厳しく一時的にシフトを減らした → スタッフは「もう必要とされていない」と誤解 → 話し合いで「来月からは戻す予定」と説明 → スタッフは継続して働くことに

こうしたすれ違いは、コミュニケーションで解決できることが多いです。

辞める前に、一度しっかり話し合うことをおすすめします。

ただし、話し合っても改善されない、または店長の態度が明らかに冷たい場合は、次の職場を考えるのも一つの選択です。

有給休暇が残っている場合は、退職前に消化することも忘れずに。

記録を残しておく(証拠・スクショ)

理不尽な扱いを受けている場合、証拠を残しておくことが重要です。

残すべき記録

記録1:シフト希望の提出記録

  • LINEやメールのスクリーンショット
  • シフト希望用紙の写真
  • 提出した日時が分かるもの

記録2:確定シフトの記録

  • 毎月のシフト表を写真に撮る
  • 何日減らされたか記録する
  • 前月との比較も残す

記録3:店長とのやり取り

  • 相談した内容と、店長の返答
  • 改善を依頼した記録
  • 日時と内容をメモする

私が店長時代、本部から「スタッフから相談がありました。記録を見せてください」と言われることがありました。

その際、しっかり記録を残しているスタッフの方が、話が通りやすかったです。

記録の活用先

  • オーナーや本部への相談時
  • 労働基準監督署への相談時
  • 不当な扱いを証明する必要がある場合

残業代と同じように、労働条件に関する記録は自分を守るために重要です。

 

「シフトを減らされる=嫌われた?」と感じる人へ

嫌われた?

単純な”人件費調整”であることが多い

「シフトを減らされた=嫌われている」と思い込む人は多いですが、実際はそうでないケースがほとんどです。

私が店長として20年以上働いてきた経験から言うと、シフトを減らす理由の8割は「人件費の調整」です。

店長の判断基準

優先順位1:売上と人件費のバランス

  • 本部から指示された人件費率を守る
  • 売上が下がれば、人件費も削減する
  • これは経営上の必須事項

優先順位2:シフト全体のバランス

  • 全員のシフト希望を調整する
  • 特定の時間帯に人が偏らないようにする
  • 忙しい時間帯に人を厚く配置する

優先順位3:個人の事情や能力

  • 信頼できるスタッフには多く入ってもらいたい
  • トラブルが多いスタッフは少なめに
  • ただし、これは最優先事項ではない

つまり、あなたのシフトが減ったのは、必ずしもあなた個人への評価ではなく、店舗全体の調整の結果である可能性が高いのです。

私が店長時代、「私だけ減らされた」と言ってきたスタッフに、全員の前月比を見せたことがあります。

実際には、全員が1〜2日ずつ減っていました。

「自分だけ」と思い込んでいたのです。

仕事態度が原因の場合のチェックポイント

ただし、もし本当に自分だけ極端に減らされている場合は、仕事態度が原因かもしれません。

自己チェックリスト

  • □ 遅刻・欠勤が多い
  • □ 無断欠勤をしたことがある
  • □ 指示を聞かない、または反発する
  • □ ミスが多く、改善が見られない
  • □ 挨拶をしない
  • □ 報告・連絡・相談をしない
  • □ 他のスタッフとトラブルを起こす
  • □ シフトに入っても、やる気が感じられない
  • □ スマホを頻繁に見ている
  • □ 休憩時間を勝手に延長する

3つ以上当てはまる場合は、仕事態度が原因でシフトを減らされている可能性があります。

私が店長時代、シフトを減らしたスタッフの多くは、こうした問題を抱えていました。

店長の本音

店長も人間なので、信頼できるスタッフに多く入ってもらいたいと思います。

逆に、トラブルが多いスタッフは、正直なところ「できればシフトを減らしたい」と考えます。

これは「嫌い」という感情ではなく、「店舗運営をスムーズにしたい」という判断です。

ただし、こうした場合も、改善すればシフトは戻ります。

信頼を取り戻す行動(挨拶・報連相・安定シフト)

もし心当たりがある場合、信頼を取り戻すための行動を取りましょう。

信頼を取り戻す5つの行動

行動1:挨拶を徹底する

  • 出勤時:「おはようございます(こんにちは)」
  • 退勤時:「お疲れ様でした」
  • お客様にも元気よく挨拶

行動2:報告・連絡・相談を徹底する

  • 作業が終わったら報告
  • 分からないことは質問
  • トラブルがあったら速やかに報告

行動3:時間を守る

  • 遅刻をしない(5分前には到着)
  • 休憩時間を守る
  • シフトの時間通りに出勤・退勤

行動4:前向きな姿勢を見せる

  • 「何か手伝えることはありますか?」
  • 「この作業、やっておきますね」
  • 指示を快く受け入れる

行動5:安定したシフトを提供する

  • 急な休みを減らす
  • シフト希望を明確に伝える
  • 一度決まったシフトは守る

私が店長時代、こうした改善を見せてくれたスタッフには、積極的にシフトを増やしていました。

「最近、頑張ってるね。来月はもっと入れるよ」

こう伝えると、スタッフも嬉しそうにしてくれました。

信頼は一度失っても、行動次第で取り戻せます。

店長経験者の本音アドバイス

店長の本音

シフトを減らすのは、実は店長も苦しい判断

ここで、店長の立場からの本音をお話しします。

シフトを減らすのは、実は店長にとっても非常に苦しい判断なんです。

店長が抱えるジレンマ

ジレンマ1:全員に入ってもらいたいが、人件費の制約がある

  • スタッフには安定して稼いでほしい
  • でも売上が厳しいと、削減せざるを得ない
  • 誰のシフトを減らすか、毎月悩む

ジレンマ2:スタッフに嫌われたくないが、経営判断も必要

  • シフトを減らすと、スタッフに嫌われる
  • でも店舗運営のために必要な判断
  • 板挟みで苦しい

ジレンマ3:説明したいが、時間がない

  • 一人ひとりに理由を説明したい
  • でも忙しくて時間が取れない
  • 結果的に説明不足になる

私が店長時代、シフトを減らす月は、本当に心が重かったです。

「これを見て、みんながどう思うだろう…」

そう考えながら、シフト表を作っていました。

冷静に話せる人は「また入ってもらいたい」と思える

だからこそ、冷静に話してくれるスタッフには、本当に感謝していました。

店長が嬉しい対応

対応1:感情的にならず、理由を聞いてくれる

  • 「何か理由がありますか?」と冷静に聞く
  • 責めるのではなく、理解しようとする姿勢

対応2:改善点を聞いてくれる

  • 「シフトを増やすには、どうすればいいですか?」
  • 前向きな質問

対応3:店舗の事情も理解してくれる

  • 「売上が厳しいんですね」
  • 「仕方ないですね」と受け入れてくれる

こうした対応をしてくれるスタッフには、「この人は大人だな。また入ってもらいたい」と思います。

逆に、感情的に詰め寄ってきたり、「もう辞めます!」と一方的に言われると、店長も「そうですか…」となってしまいます。

人間関係は、お互いの理解と配慮で成り立っています。

夜勤深夜手当など、待遇面での疑問も、冷静に聞けば丁寧に答えてもらえるはずです。

店長も完璧ではない。コミュニケーションが大切

最後に、これだけは覚えておいてください。

店長も完璧ではありません。

私自身、店長時代に多くの失敗をしました。

私が反省している失敗

失敗1:説明不足

  • シフトを減らす理由を説明しなかった
  • スタッフが不安に思っていたことに気づかなかった

失敗2:コミュニケーション不足

  • 忙しさを理由に、スタッフと話す時間を取らなかった
  • 相談しづらい雰囲気を作ってしまった

失敗3:個別の事情を把握していなかった

  • スタッフが「最低でも週4日必要」という事情を知らなかった
  • シフトを減らしてしまい、生活に困らせた

こうした失敗から学んだのは、「コミュニケーションの大切さ」です。

スタッフから「こういう事情があるんです」と言ってもらえれば、店長も配慮できます。

逆に、何も言わずに不満を溜め込まれると、店長も気づけません。

お互いに歩み寄る姿勢が、良い職場を作ります。

 

まとめ:理不尽に感じたら、まず「事実確認」から

まとめ

「シフト減らされた=不当扱い」と決めつけず、まず”なぜそうなったか”を確かめる

シフトを減らされると、不安や怒りを感じるのは当然です。

ただし、感情的になる前に、まず冷静に事実を確認しましょう。

確認の手順

ステップ1:確定シフトを再確認

  • 本当に減っているのか
  • 何日減ったのか
  • 他のスタッフも減っているのか

ステップ2:自分の希望を見直す

  • 希望を正しく提出したか
  • 伝え方に問題はなかったか
  • 曖昧な表現をしていなかったか

ステップ3:店長に理由を聞く

  • 冷静に、落ち着いたトーンで
  • 責めるのではなく、理解しようとする姿勢で
  • 「何か理由がありますか?」

ステップ4:納得できなければ相談

  • オーナーや本部に相談
  • 記録を残しておく
  • 改善されなければ、次の職場も視野に

多くの場合、シフトが減る理由は「人件費の調整」や「コミュニケーションのズレ」です。

決して、あなたが嫌われているわけではありません。

木内
私が店長として20年以上働いてきた経験から言えることは、「話し合えば解決することがほとんど」ということです。

それでも解決しなければ、次の職場を考えてOK

ただし、話し合っても改善されない、または明らかに理不尽な扱いを受けている場合は、無理に続ける必要はありません。

こんな場合は転職を考えても良い

判断ポイント

  • 何度相談しても改善されない
  • 店長の態度が明らかに冷たい
  • 他のスタッフは減っていないのに、自分だけ減らされる
  • 生活に必要な収入が確保できない
  • 職場の雰囲気が悪く、精神的に辛い

コンビニのバイトは他にもたくさんあります。

無理に今の職場にしがみつく必要はありません。

私が店長時代、辞めていったスタッフの中には、「新しい職場の方が自分に合っていた」と言ってくれた人もいました。

有給休暇が残っている場合は、退職前にしっかり消化しましょう。

残業代も、未払いがあれば請求することを忘れずに。

最後に:シフトは「働く側」と「店舗側」の約束

シフトは、あなたと店舗の約束です。

一方的に減らされて当然のものではありません。

ただし、店舗側にも事情があります。 売上が厳しければ、人件費を削減せざるを得ません。

お互いの事情を理解し、コミュニケーションを取ることが、良い関係を築く鍵です。

あなたにできること

  • 希望を明確に伝える
  • 冷静に話し合う
  • 信頼される働き方をする
  • 記録を残す

店舗側がすべきこと

  • 理由を説明する
  • スタッフの事情を聞く
  • 一方的な決定をしない
  • コミュニケーションを取る

どちらか一方だけが努力するのではなく、お互いに歩み寄ることが大切です。

シフトを減らされて不安に思っているあなたへ。

まずは冷静に事実を確認し、店長と話し合ってみてください。

多くの場合、誤解や行き違いが原因です。 話せば解決することがほとんどです。

それでも改善されなければ、次のステップに進めばいいのです。

あなたが安心して働ける環境が見つかることを願っています。

何かご質問があれば、いつでも「コンビニぐらし」でお待ちしています!

 

よくある質問(FAQ)

Q1. シフトを減らされる基準はありますか?

A. 明確な基準は店舗によって異なります。

一般的には、以下のような要素が影響します。

判断要素

  • 売上と人件費のバランス
  • シフト希望の提出状況
  • 勤務態度や信頼性
  • 他のスタッフとのバランス
  • 時間帯ごとの必要人数

私が店長時代は、まず全体の人件費を見て、その中でスタッフ全員のバランスを取るようにしていました。

特定の人だけを極端に減らすことはしませんでした。

ただし、すべての店長がこうした配慮をするわけではありません。

Q2. 自分だけシフトが減っているかどうか、どうやって確認できますか?

A. 他のスタッフに聞くか、前月のシフト表と比較しましょう。

確認方法

  • 仲の良いスタッフに「今月、シフト減った?」と聞く
  • 前月のシフト表を見て、全員の日数を比較
  • LINEグループなどで、他のスタッフの反応を見る

もし全員が減っていれば、人件費調整の可能性が高いです。

自分だけ極端に減っている場合は、店長に理由を聞きましょう。

Q3. シフトを減らされたことを理由に辞めるのはアリですか?

A. はい、正当な理由になります。

シフトが減らされて生活に支障が出るなら、辞めることは正当な判断です。

退職理由として伝える場合

  • 「シフトが減り、生活に必要な収入が確保できなくなったため」
  • 「希望するシフトに入れないため」

これは十分な退職理由になります。

ただし、感情的にすぐ辞めるのではなく、一度店長と話し合ってから判断することをおすすめします。

有給休暇が残っている場合は、退職前に消化しましょう。

Q4. シフトを減らされたことを本部に報告していいですか?

A. まず店長と話し合い、それでも解決しなければ報告してOKです。

報告の手順

  1. まず店長に相談
  2. 改善されなければオーナーに相談
  3. それでも解決しなければ本部に報告

いきなり本部に報告すると、店長との関係が悪化する可能性があります。

段階を踏んで対応しましょう。

本部に報告する際は、以下の情報を準備しておくとスムーズです。

準備すべき情報

  • シフトの記録(前月との比較)
  • 店長との話し合いの記録
  • いつから減らされたか
  • 他のスタッフの状況

Q5. 口頭で「来月は多めに」と伝えたのに減らされました。これはアリですか?

A. 店長が聞き逃した可能性があります。口頭だけでなく、記録に残しましょう。

口頭での希望は、店長が忘れたり聞き逃したりすることがあります。

おすすめの方法

  • LINEやメールで送る
  • シフト希望用紙に明確に書く
  • 「来月は週4日希望です」と具体的に

「多め」「少なめ」などの曖昧な表現は避けましょう。

シフトの決め方でも触れていますが、具体的な日数を伝えることが大切です。

Q6. 人件費調整でシフトが減るのは、いつまで続きますか?

A. 売上が回復すれば、シフトも戻る可能性があります。

人件費調整は、売上状況によって変わります。

目安

  • 一時的な売上低下 → 1〜2ヶ月で回復
  • 構造的な売上低下 → 長期間続く可能性
  • 季節要因 → 繁忙期になれば回復

店長に「いつ頃までこの状況が続きそうですか?」と聞いてみましょう。

見通しが分かれば、自分の今後の計画も立てやすくなります。

 

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